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晴caféは帯広市郊外の広大な畑に囲まれた住宅街の中にありました。自宅の1Fを改装して、隠れ家的なおうちcaféとして2005年にオープン。店名の由来は「十勝晴れ」の青空が大好きなことから『晴(はる)café』になりました。
地元で採れた旬な野菜をふんだんに使った「スーププレートランチ」と手作りのスイーツが看板メニューのちいさなお店でした。
カフェとしておよそ10年営業してきた頃、突然の糖尿病予備軍との診断を受け閉店することになりました。
北海道十勝でカフェを営んで10年、体調に変化が…。なんだか体がだるい…。糖尿病予備軍との診断を受けこのままではいけない、と一念発起し、生活を見直すことにしました。
その時、出会ったのが糖質制限という食事療法です。体質に合ったようで、3カ月ほどで血液検査の数値は正常値を示すようになったのです。
その時に行った食事制限の経験の中、血糖値の上がらないスイーツがあったらいいのに、という思いが自分の中で膨らんでいきました。
糖質制限中は、炭水化物を口にすることはありませんでした。ご飯、パン、甘いお菓子なんてもってのほか、その中で気づいた事があります。
スイーツはお腹を満たすだけではなく、心のうるおいであり、お茶の時間は大切な人達とのコミュニケーションのひと時であった、ということです。
血糖値を気にしている人でも安心して食べられる、おいしいお菓子があったらいいのに。そして、地元の原料を使ったヘルシーなお菓子の研究が始まりました。
血糖値を気にしている人でも安心して食べられる、おいしいお菓子があったらいいのに。
そして、地元の原料を使ったヘルシーなお菓子の研究が始まりました。
2017年1月、糖質を抑えたお菓子の製造を開始。
製造は地元の福祉施設と連携し、農業、福祉、女性の力が三位一体となった製品作りが特長です。そして、糖質を抑えたクッキーを地元の百貨店や薬局、イベントで販売し認知度を広げていきました。
主原料は十勝産大豆、砂糖を使用せず希少糖で甘みを付け、血糖値を上げにくい工夫をしています。クッキーの製造をしている中、加工途中で出てしまう割れやかけらをヒントに、「大豆グラノーラ」が生まれました。
2019年には、とかち大豆のグラノーラ(豆ミックス)が北のハイグレード食品Sに選定されています。
コロナ禍の中、帯広市大正町に2022年新工房を設立、新製品が登場しました。
乳酸菌やオリゴ糖を使い、体の中からの健康をコンセプトにした「SOYナッツ」そして、「大豆ミート」製品です。
今までの低糖質にこだわったクッキー、グラノーラとは少し違った視点で、十勝産大豆を使った食を軸に新たな商品づくりを展開しています。